神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
川崎区・幸区版 公開:2024年8月16日 エリアトップへ

川崎競馬組合 神大跡地で整備計画説明 トレセン、交流施設も

経済

公開:2024年8月16日

  • X
  • LINE
  • hatena
川崎のトレーニングセンター
川崎のトレーニングセンター

 神奈川大学湘南ひらつかキャンパス(平塚市)売却の優先交渉権事業者に選ばれた神奈川県川崎競馬組合が8月5日、同大と跡地整備計画について同キャンパスで報道陣に説明した。競走馬の練習場、育成施設のほか、地域交流施設を整備する計画を示した。

 説明会には同大の石渡卓理事長、同組合の山崎勝博総務企画部長らが出席。今年2月から優先交渉権事業者の公募を開始し、40を超える企業などが見学に訪れたという。石渡理事長は「本来民間なら売却価格を重視するが、総合大学としてこれまで地域との信頼を築いてきたので、この絆を継いでくれるところに売却したいという思いがあった」と話した。

 地域住民や経済界、有識者らで構成される跡地利活用協議会でまとめた3つの方向性「安心・安全な生活環境」「雇用の創出」「賑わいの創出」を重視し選定したという。

地域参加のイベント

 同組合の山崎部長によると、敷地をトレーニングセンターゾーンとウエルカムゾーンの2つに分ける計画という。地域住民が参加できるイベントも企画する方針だ。

 トレーニングセンターゾーンでは強い競走馬を育てるため、練習馬場、坂路、厩舎、厩務員住宅などを設置し、700頭の競走馬の育成を目指すという。

 ウエルカムゾーンは、敷地北側バスロータリー周辺に配する施設で、日常的な憩いの場として地域活性化を図る。

 また同大の31ヘクタールある敷地のうち、緑地保全の関係で使用できるのは21ヘクタールといい、川崎競馬場と同等となる横幅1200メートルの練習馬場を整備する予定だ。

小向厩舎に250人勤務

 幸区にある小向厩舎では現在、調教師や厩務員、施設の維持管理や馬場整備など、多岐にわたる業務の担い手が約250人勤務し、うち厩舎地区内には家族も含め170人ほどが居住する。敷地内に住居を整備し、転居を勧める考えを示す。

 キャンパス跡地は市街化調整区域にあり、現在は用途が大学に限定されている。売買契約の前に「地区計画」を策定するなど課題もある。山崎部長は「あくまで想定だが、10年以内の移転を考えている」と話した。

「定期的な説明を」

 近隣住民向けの説明会が7月31日に開かれ、参加した平塚市の土屋地区自治会連合会の安池敏晴会長は「今後も地元に向け定期的な説明会を実施してほしい。連合会として協議会を設立し、問題点などの交渉にあたりたい」と話した。

 同キャンパス跡地利活用協議会のメンバーで平塚商議所の常盤卓嗣会頭は「地元の業者を優先して使っていただき、雇用の創出もお願いした。小学校の遠足も受け入れてほしい。平塚市にとって良い施設をつくっていただければ」と述べた。

川崎区・幸区版のトップニュース最新6

川崎活性へ団体設立

市内高校生

川崎活性へ団体設立

ワークショップなど計画

9月6日

カスハラ対策方針を策定

臨港バスグループ

カスハラ対策方針を策定

警察へ通報、組織的に対応

9月6日

5年前の教訓生かし対策

川崎市

5年前の教訓生かし対策

台風、内水氾濫への「備え徹底」

8月30日

ホームレス支援で受賞

2023年度「キララ賞」

ホームレス支援で受賞

「CoE」代表ら活動報告

8月30日

外国人市民約100人利用  

かわさき多文化共生プラザ

外国人市民約100人利用  

ネットワークづくりへ歩み

8月23日

「子どもの幸福考える場に」

日本PTA全国研究大会

「子どもの幸福考える場に」

基調講演務める西野さん 川崎で開催 

8月23日

令和6年度物価高騰対策給付金の申請を受付中です

https://www.city.kawasaki.jp/350/page/0000165216.html

<PR>

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 12月8日0:00更新

  • 8月4日0:00更新

  • 4月28日0:00更新

川崎区・幸区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

コラム一覧へ

川崎区・幸区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年9月6日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook