障害者の就労支援を行うNPO法人「エミフル」(千葉裕明理事長)と教安寺(川崎区小川町/野呂幸裕住職)は8月21日、同寺境内で流しそうめんを実施した。昨年に続き2回目。
地域向けイベント「みんなのごはん」の一環で開催され、小学生らのほか小川町町内会の住人らが参加した。流しそうめん用の竹をはじめ、テーブルや椅子などの会場準備はエミフルの利用者が中心となって行った。
そうめんが流されると参加者らは笑顔で味わった。フルーツやグミも流され、子どもたちは嬉しそうに箸で取り上げていた。母親と参加していた小学4年生の男子は「幼稚園のときにやった以来で楽しかった。そうめんもうまく取れた」と笑顔。炎天下ではあったが、参加者は冷たいそうめんでしばしの涼を感じていた。
エミフルは同寺の開館を拠点に障害者の自立支援に取り組んでいる。美化・清掃活動などを通して地域貢献するとともに、障害のある利用者がさまざまな体験をする機会を支援している。千葉理事長は「少しずつステップアップしていて、来年は地域向けにより規模を広げて開催する予定。日ごろ地域の方にお世話になっているので、還元できる良い機会。これからも継続していければ」と話した。
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