コミュニティーFM「FM大師」(94・9MHz)が9月30日(月)に開局する。初日は午後1時から開局特番の放送を予定している。
同局は「川崎区を元気にしたい」と大師地区で福祉事業を営む清水暁さんが、運営会社となる「(株)FM大師」を2023年11月に設立。開局に向けて妻で局長の成美さんと準備を進めてきた。スタジオは京急大師線の東門前駅前商店街の一角に構え、川崎区全域が放送エリア。午前7時から午後10時まで365日生放送で行う。地元店やセールのお知らせ、災害・防犯情報などをリアルタイムで発信する。
地元のパーソナリティー
パーソナリティーは災害時にすぐ駆け付けられることを考え、「川崎区在住・在勤」を条件にした。集まったのは20歳〜65歳の10人で全くの未経験だったが、2カ月の研修を経て発声方法から話術、ミキサーの使い方までを習得したという。成美さんは「スタジオで話すだけでなく、リポートにも出かけるし、営業活動も行う。まちに入り込むことで、一体となって盛り上げたい」と話す。
総務省から交付される予備免許取得の遅れにより開局日が延期になるなど紆余曲折もあったが、いよいよ開局を迎える。清水さんは「地域の皆さんから『頑張ってるな』と思われるような局にしたい。そのために必死にやってきた。ぜひ毎日聞いてほしい」と思いを語った。
10月19日に開幕する全国都市緑化かわさきフェアでは富士見公園会場からサテライト放送を行う。会場内をリポートするボランティアも募集している。同局はスマートフォンアプリ「FMプラプラ」からも聞くことができる。
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