衆議院の解散時期への注目が集まる中、各党は候補者擁立に向けて準備を進めている。神奈川10区(川崎区・幸区)は現職と新人の4氏が立候補の意思を示している。
=9月23日起稿・本紙調べ
新しい区割りで実施
出馬への準備を進めるのは、自民党現職・田中和徳氏(75)と日本維新の会現職・金村龍那氏(45)。立憲民主党は新人・鈴木光貴氏(42)、共産党は新人・片柳進氏(47)の擁立を決めた。
自民・田中氏は元復興大臣で現在9期目。衆院政治倫理審査会会長を務め、裏金事件の解明と再発防止とともに「政治の浄化」に取り組む。政治不信の払しょくに力を尽くすとしている。
維新・金村氏は1期目。世代交代を主張し、「長老政治」からの脱却を訴える。政治家の世襲制限や定年制導入などの政治改革を掲げる。また、現役世代の負担軽減策を主張する。
立民・鈴木氏は会社経営者。「政治に対する有権者の関心を高め、政治の中身を変える」と強調。経済の高成長と教育、生活の高水準で国民一人ひとりの幸福度を上げたいと訴える。
共産・片柳氏は前川崎市議。多摩川水害対策として護岸改修や堤防補修、羽田新ルートの中止、ヘイトスピーチ対策の推進、JFEスチール跡地利用への税金投入反対の主張を展開する。
次期衆院選は新しい区割りで行われる初の選挙となる。10区は川崎区、幸区、中原区の一部から川崎区、幸区へと変更される。川崎市選挙管理委員会が公表した今年9月2日時点の選挙人名簿登録数は在外登録者数とあわせて33万1487人。
川崎区・幸区版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|