幸区戸手の多摩川河川敷にあった、在日コリアンを中心とした集落の暮らしの記憶を語り継ごうと、市民団体「ことばすけっと」が10月26日(土)にフィールドワークを開催する。主催者は「自分と異なる他者と生きることについて考える機会に」と参加を呼び掛ける。
「聞いて、歩いて、話して考える『隣人と生きるって?』〜幸区戸手フィールドワーク〜」と題し、講師を務める川崎戸手教会の孫裕久さんから、当時の暮らしについて話を聞き、多摩川河川敷を一緒に歩く。
同地は戦後行き場の無かった在日コリアンらを中心に、様々な人々が助け合いながら生活をした集落があった。「醤油が切れたら気軽に借りられる仲」といった関係が築かれていたという。川崎戸手教会は土手の中と外をつなぐコミュニティーの中心でもあった。集落は2006年からのスーパー堤防(高規格堤防)の整備により、姿を消したが生活の記憶は残り続けている。
開催当日は午後1時に川崎戸手教会(幸区戸手3-8-12)に集合。終了時間は4時予定。募集は15人程度で先着順。要申込で専用フォームで受け付けている。費用は18歳以上が500円で子どもは無料。
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