市政報告 川崎アゼリア地下街に連続した点字ブロックの設置を 日本共産党川崎市議会議員団 後藤まさみ
昨年8月末の調査では、一日27万1000人の通行量があるアゼリア地下街。川崎市は、公共地下歩道を市民が安心して通行することなどを目的に維持管理の経費として昨年度、約1億9000万円の負担金を支出しました。
アゼリア地下街に点字ブロックを設置してほしいとのご要望が視覚障害者団体から継続して出されており、みなさんと一緒に地下街を歩き、いかに危険かを学びながら議会で繰り返し質問をしてきました。
9月議会決算審査特別委員会総務分科会では「連続性を保たなければ意味がなく、今の面では危険だ」と声も届けました。川崎市は「アゼリアに要請をしている。設置しないのは高齢者転倒の懸念や商品の搬出中の店舗運営に影響があると言っている」などとの答弁がありましたが、横浜駅や神戸市三宮駅の地下街は連続した点字ブロックが整備され安心して通行できることを指摘しました。
今年4月からは障害者差別解消法の改定で民間事業者にも合理的配慮が義務化され「建設的対話」を行うよう示されています。早急に双方の対話の場を設けるよう求めました。
質問後、視覚障害者団体から請願署名も提出され、まもなく審議されます。また川崎市から「市の関与を含めた設置の可能性を検討するとの答弁もありました。視覚障害者団体の運動と議会論戦で川崎市が少しずつ動き出しました。
誰もが安心して移動できる権利の保障にむけ、連続した点字ブロック設置を実現させるまで粘り強く取組んでいきます。
|
|
|
|
|
|
11月29日
11月22日