神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
川崎区・幸区版 公開:2024年10月25日 エリアトップへ

旧川崎球場 照明塔伝える碑完成 富士見公園 「10・19」に一般公開

社会

公開:2024年10月25日

  • X
  • LINE
  • hatena
照明塔碑の前で記念撮影に納まる野球ファン
照明塔碑の前で記念撮影に納まる野球ファン

 川崎市市制100周年を記念した花と緑の祭典「全国都市緑化かわさきフェア」の開幕にあわせて10月19日にリニューアルオープンした富士見公園に、富士通スタジアム川崎の前身・川崎球場から使用されていた照明塔のモニュメントが設置された。公園事務所「パークセンター」には、旧事務所にあったギャラリーを継承した展示スペースも開設。川崎球場の歴史を伝える拠点として、新たに始動した。

 オープン初日が1988年にプロ野球・ロッテオリオンズと近鉄バファローズが同球場で死闘を演じた日「10・19」と重なり、同公園の羽田剛マネージャーは「歴史の因縁を感じます」と語る。

 開設された照明塔モニュメントは、川崎球場時代の1954年に建てられ、2023年に取り壊された照明塔を記憶に残そうと、同スタジアムに隣接するかわQホール近くに整備。照明塔があった基礎の一部を保存し、部材の一部を使ってつくられた。歴史を伝えるサインも設けられ、球場の歩みや照明塔の役割などが写真とともに紹介。取り付けられた二次元コードにアクセスすると、取り壊される前の照明塔の動画を見ることができる。

 一方、パークセンター内の展示スペースには10・19の死闘を繰り広げたロッテオリオンズと近鉄バファローズのユニホームのほか、張本勲選手が3千本安打、王貞治選手が700号ホームランを同球場で達成記念のプレートが飾られている。ケースには10月17日まで使用されていた富士見通りの信号表示「川崎球場」の看板も置かれた。公開されているのはギャラリーにあったアイテムの一部で今後は様々な企画や催しなどを通じて紹介していきたいとしている。

 10月19日になると同スタジアムには、毎年全国各地のプロ野球ファンが「巡礼」と称して訪れ、スタジアムもちょっとしたイベントを開催している。オープン初日のこの日は同スタジアム前支配人で、川崎球場の歴史発掘に力を尽くした田中育郎さんが参加。パークセンターのある場所は川崎球場時代はチケット販売所だったといったガイドを集まったファンに行った。富士通スタジアムの野球イベントに参加経験のある女性は「モニュメントは照明塔の大きさを近くで感じることができた」と笑顔を見せた。

川崎区・幸区版のトップニュース最新6

照明塔伝える碑完成

旧川崎球場

照明塔伝える碑完成

富士見公園 「10・19」に一般公開

10月25日

「告白の旅」を映画化

HIV患者福正さん

「告白の旅」を映画化

海外でLGBTQ特別賞

10月25日

和風カワハロを新名物に

東海道川崎宿

和風カワハロを新名物に

和装、妖怪衣装でパレード

10月18日

全国初、歩道橋に芝生

川崎ハローブリッジ

全国初、歩道橋に芝生

緑化フェアに向け

10月18日

男性育休取得、初の5割超

川崎市役所

男性育休取得、初の5割超

事例共有化などで好循環

10月11日

返礼品に「市バス」

ふるさと納税

返礼品に「市バス」

市交通局「目玉商品に」

10月11日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 12月8日0:00更新

  • 8月4日0:00更新

  • 4月28日0:00更新

川崎区・幸区版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

川崎区・幸区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年10月25日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook