感染症に関する市内の状況を管轄する川崎市健康安全研究所は、市内が11月6日からインフルエンザの流行期に入ったと発表した。
同研究所の感染症情報センターでは、市内61カ所の医療機関を「定点医療機関」に指定し、1週間ごとにインフルエンザと診断された患者数の報告を受けている。
10月28日から11月3日の1週間(第44週)にインフルエンザと診断された患者数は64人(前週は39人)で、1医療機関あたりの感染者数が1・05人(同0・64人)と1を超えたことから、流行期に入ったと判断した。患者数の増加が顕著なのは麻生区で、前週の0・38人から2・00人へと急増し、川崎区も前週の1・13人から2・25人へと増えている。
センターの担当者によれば、「コロナ禍以前は年末から患者が増え始め年明けにピークを迎えたため、ピーク期に向けて警戒を呼び掛けることができたが、コロナ禍以後はパターンが崩れたためピーク予測が難しくなった」という。
会話時や咳の際に飛び散る飛まつによる感染が多いことから、担当者は「自分の体調が少しでも悪いと感じたら、早めにマスクを着用してほしい」と呼びかけている。
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