川崎市は指定管理者の指定期間が2025年度末で終了する、川崎市地方卸売市場南部市場(幸区南幸町)の今後の運営基本方針を示した。
南部市場は市内外からのアクセスに優れている上、市の中心街の賑わいのあるエリアに立地。卸売市場が全国的に縮小傾向にある中、南部市場は取扱金額、数量ともに増加しており、2023年は目標値の約3倍の取扱数量を達成した。市は首都圏における広域的食品流通の拠点である北部市場と役割を分け、南部市場を市民に親しまれる地域密着型の市場と位置付けている。
ただ施設の多くが老朽化しており、機能維持や耐震補強の費用は年間9400万円程度と見込まれている。他にも荷捌きや駐車スペースの不足、低温管理等への対応機能不足など課題は多い。市は今後も自立的な運営を続けられるよう、全面的な建替えを視野に、2025年1月10日まで市民の意見を募集する。その後は民間事業者に意見聴取をし、2026年度以降に次期経営プランを策定する予定。
意見の提出は題名、氏名、連絡先を明記し、市ウェブサイト内フォームからメール、郵送(川崎市宮前区水沢1の1の1経済労働局中央卸売市場北部市場)、【FAX】044・975・2242。結果の公表は2025年3月中旬の予定。
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