障害者への理解を深める「第8回手をつなぐフェスティバル」を等々力で主催した 泊(とまり) 昇さん 幸区在勤 52歳
福祉への情熱注ぎ
○…2015年から仲間と共に同イベント運営に従事。11月は実行委員長として、行政と協働し企画から実施に至るまでを担った。当日は、車いすバスケやボッチャ、カローリングなどが用意され、各ブースでは親子連れなどが各種企画を楽しんだ。「多くの方に訪れていただいたが、認知度の低さが課題。これから若い世代などにも、もっとイベントの存在を周知していきたい」と意欲を見せる。
○…高校卒業後は都内の大学に進学しメーカーに就職したが、すぐに退職。25歳の時に自治体が主催する福祉施設の見学会に応募し、障害者向けの施設を訪れたのがきっかけで、福祉業界に興味を持った。「おばあちゃん子だったのも理由の1つかも」と当時を振り返る。2000年春から介護事業所に勤務。社会人になり、祖母にブローチをプレゼントしたことも。「親戚に『誰からもらったの?』と聞かれ、『彼氏にもらったの』と言っていたみたい」と照れ笑い。
○…休日は読書をするのが癒しの時間。推理小説やミステリーが好きで「犯人が誰か、読んでいてわくわくする」と目を輝かせる。移動する際にも、必ず本は持ち歩くようにしている。散歩も趣味で、1日で10Km歩くこともいとわない。「人混みが好きで、いろんな景色を見るのが気分転換になるんですよね」
○…利用者に素っ気ない態度を取られることもあったが、普段から些細な行動を観察し、利用者を知ることで関係性を築いてきた。「この仕事は『人のために働いてすごい』と過剰に美化されがちだが、人助けは普通のこと。福祉に向いている特別な人だけが働いているのではなく、誰でも携わることができる仕事だということを伝えたい」と力を込める。
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12月20日
12月13日