一行寺(川崎区本町)は1月12日、新年の恒例行事である「お閻魔様お開帳」を開催した。大道芸人の麻布十兵衛さんを招き、絵解きと紙芝居が参拝者に披露され、子どもからお年寄りまで約120人が参加し、終了後にはお守りを配布した。
麻布さんは地獄や極楽の様子を描いた計16幅の掛軸をユーモアいっぱいに語ったのち、地獄を巡ってきた寺の小僧がその様子を絵で描いて人々に伝える紙芝居を披露した。
住職の吉水智栄(ちえい)さんは「年の初めにこの地獄図を見て身を引き締め、他者への思いやりや奉仕の精神を持ってほしい。子どもたちには混迷の時代だからこそ、人として正しい行いは何か、考えるきっかけになってくれれば」と話した。
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