意見広告・議会報告
市政報告 働き盛り世代を襲う未解明の病「男性の更年期障害」に支援を! 川崎市議会議員 本間 賢次郎
令和6年第4回定例会(同年11月26日〜12月19日)の一般質問にて、「LOH症候群」いわゆる男性の更年期障害について取り上げましたので、報告いたします。
女性においては更年期障害の存在が広く知られ、婦人科などの受診科や対処法、治療法が進んでいますが、近年、男性にも、特に働き盛り世代を中心に更年期障害と似た症状が見られるケースが存在し、様々なメディアで取り上げられることが多くなりました。国は昨年、こうした男性に見られる更年期障害による経済損失が1兆2000億円にも及ぶと発表するなど、その症状の重大性を知ることができます。
しかし、男性の更年期障害は病態が複雑で未解明の病とも言え、まだまだ医療界でも研究段階にあり、患者自身が病気と気づかなかったり、体調の異変に気づいても受診科がわからない、また相談先が不明だったり、周囲の理解が得られにくいなどのことから、症状を悪化させてしまうことがあります。身体的症状が見られる場合には泌尿器科、精神的症状が見られる場合には心療内科等を受診することが望ましいとのことですので、それぞれの症状に合わせ治療に臨むということを今後、市HPなどで紹介していく旨の答弁があり、関連して、患者の家族や勤務先の理解度向上に向けたこの病気についての普及啓発の取組もなされることとなります。
医療界でも研究段階にあるため、治療法や行政による支援などはまだまだ不足していると言えます。重度の症状に至ると、精神的不調から自己否定、無気力感に襲われるなどに及び、適切な医療を受けられないと取り返しのつかないことも引き起こしかねません。そのような悲劇を生まないためにも、早期の支援体制の確立へ強く要望を行いました。
私は、これからも成長を続ける若い力が集う川崎の街、産業・経済都市の川崎の街で、働き盛り世代が健全な心身を保ち、実力を発揮できるよう、安心できる福祉の取組、病に苦しむ人々に寄り添った支援のあり方について、今後も取り組んで参ります。
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1月17日
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