4月開催の「2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)」や、「第9回アフリカ開発会議(TICAD9)」のテロに備えようと、横浜税関川崎外郵出張所、川崎東郵便局と川崎臨港警察署は3月14日、川崎区東扇島の同出張所で合同テロ対策訓練を実施した。
同出張所の検査場のX線検査を通過した海外から届いた発泡スチロール製箱の郵便物を税関職員が開封し「いやな匂いがする」とその場に倒れたと想定して訓練が行われた。異変に気付いた同僚職員がすぐに他の場所へ誘導すると共に、避難指示するアナウンスが流れ、税関職員、郵便職員の約100人が建物外に避難。
神奈川県警のNBCテロ対応専門部隊が到着し、危険物に対応後、「サリン」と判明。厳重に保管し、建物外に運搬された。
国際郵便物の8割が同出張所に届き、同所から関西エリアへの発送も多いことから、今回行われた。訓練を見届けた同出張所の金子憲一所長は「どんな内容にも対処できるよう、協力団体を増やし、更なる連携を高めていきたい」と語った。
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