白菜キムチの販売数でギネス世界記録を達成した「おつけもの慶」を運営する 渥美 和幸さん 川崎区港町在住 54歳
川崎キムチを世界に
○…川崎では恐らく、最も知られているキムチ店だが「全国ではまだまだ。まして、世界に行けば全く知られていない。川崎市だって海外ではバイクブランド『カワサキ』の印象が先行している」。自慢のキムチを、生まれ育った川崎をもっと多くの人に知ってもらうには、ギネス世界記録しかないと挑戦を決意。半年かけて準備をした。
○…設定されたのは、8時間で2500個を販売すること。想像もつかない数字だったが、それでも何とかなるだろうと楽観的に捉えていた。とはいえ、前日は不安でいっぱい。「お客様が誰も並んでいなかったらどうしよう」との思いが頭をよぎった。支えになったのは「常にポジティブ思考」という妻で、店では「祭事隊長」を務める朱美さんの存在だった。結果的には5661個の販売を記録。「皆様の協力の賜物。感謝しかありません」
○…21歳の時、亡き父親が経営する青果店で働き始めた。店舗は桜本商店街の一角。かつて買い物客で大賑わいを見せていた商店街だったが、人出が減っていることに危機感を募らせていた。新たな商売の柱に据えたのが、取り扱いで強みを持っていた白菜。コリアンタウンとしても発展していた同地域に活気を取り戻したい。そんな思いもあり、渡田新町に1号店を出店し、現在は7店舗にまで拡大させた。
○…ギネス世界記録イベントでは、人気音楽グループ・ケツメイシやファンキーモンキーベイビーズらを手がけてきた音楽プロデューサーのYANAGIMAN(ヤナギマン)さんの協力を得て盛り上げた。「音楽のまち かわさき」を盛り上げることが次の目標だ。「食と音楽が活発なところはコミュニティーも発達している」とその心を説く。
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