新小倉小学校(幸区新小倉)の校舎が完成し、3月20日に竣工式と内覧会が行われた。4月から、市内115校目の小学校として開校し、約540人の児童が通う。
校舎は鉄骨造の地上4階建て、敷地面積は約1万6750平方メートル、延べ床面積は1万7660平方メートルで総事業費は約99億円。
アリーナ(体育館)には、空調設備を設置したほか、マンホールトイレなどの防災設備を整備する。校舎は普通教室、特別支援教室のほか、集会ができる学年コモンズなどを開設する。
開校後は、川崎市立では初となる午前5時間授業制を導入。「かわさきGIGAスクール構想推進協力校」として、GIGA端末を有効活用する。
竣工式で福田紀彦市長は「新川崎は量子技術やAI技術の集積地へと発展している。その隣にある小学校であることに大きな意味を持つ。次の世代をつくる子どもたちが生まれていくことを願う」と期待を示した。
校章も発表され、市立川崎総合科学高校デザイン科を卒業したばかりの田中みのりさんが手掛けた作品が採用。校舎を見学した田中さんは「地域との和の温かさ感じた。そうした雰囲気に相応しい校章であり続けてほしい」と願った。
地域関係者として出席したクレストプライムレジデンス自治会長の浅利航希さんは「東小倉や小倉小学校時代の子どもをはじめ、日吉地区全体の交流が図れる場にもなってもらいたい」と期待を込めた。
市教育委員会によると、現時点での同校の児童数のピークは2030年に1200人超となると見込んでいる。
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