女子プロ道場が殿町に 地域に根差した活動目指す
全日本女子プロレスなどで活躍した井上京子さんが率いる「ワールド女子プロレス・ディアナ」がこの春、川崎区殿町に道場を開設した。井上さんは「地域に根差した活動を目指したい」と意気込む(=関連記事中面・人物風土記)。
「ワールド女子プロレス・ディアナ」は、2011年に井上京子さんが旗揚げした団体。現在、ジャガー横田さんら10人の女子レスラーが所属している。
これまで同団体は東京都世田谷区に道場を構えていたが、かねてから親交のあった川崎区昭和の(株)サン(渡部潤代表取締役)の協力を得て、今年4月から同社のプロレス事業部として新たなスタートをきることとなった。これに伴い、川崎区内に道場を探していた。
川崎区殿町の道場は閉鎖された工場を改良。敷地面積は約150平方メートルで建物は鉄筋コンクリート製の2階建て。高さ約4・7メートルの1階は練習場で、中央部に6メートル四方のリングが設置されている。今後は、選手寮などの併設も検討している。
井上さんによると、5月中に道場開きを行い、その後、月に一度の割合で地域住民と交流を図るため、道場開放し、練習試合を公開する。あわせて、小学校などで子ども達にマット運動などの教室を行い、スポーツの普及を目指したいとしている。
地元歓迎ムード
ディアナの開設を受け、地元からは歓迎の声も聞かれた。大師駅前在住の女性からは「プロレス団体という新しいコンテンツが入り、地域活性化に向けてのチャンスができた。生かすも殺すも地域の力が重要になると思う。協力し合って地域の活性化に力を貸してほしい」と期待を寄せた。
富士見で凱旋試合
4月30日(月)には、同団体の旗揚げ1周年を記念し、川崎区富士見の川崎市体育館で大会を行う。「多くの方に試合を見てもらいディアナを知っていただきたい」と同団体は呼びかけている。
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11月22日
11月15日