ビーチサッカー日本代表候補としてW杯出場を目指す 原口 翔太郎さん 幸区鹿島田在住 26歳
ビーチ駆ける努力の男
○…砂浜の上で行う5人制の競技・ビーチサッカー。その日本代表候補として先月、沖縄での選考合宿に参加した。招集メンバー19人のうち10〜12人が、9月にタヒチで行われる「FIFAビーチサッカーワールドカップ」の日本代表(ラモス瑠偉監督)に選出される。代表候補に選ばれたのは今回で2度目。前回は昨年のアジア大会の代表選考合宿に参加したが、緊張で本来の実力が出し切れないまま落選した。「今回こそは持ち味を出し切りたい」。持ち前の瞬発力を武器に、初の代表入りを目指す。
○…「代表候補になるなんて、想像もできなかった」。小学校1年生の頃にサッカーを始め、日吉中、橘高、松陰大でプレーしたが、全国レベルの大会とは縁がなかった。09年、大学の先輩の紹介でビーチサッカーを始めると、そのプレーの華やかさに魅了された。3年前には練習生として強豪・東京レキオスに入団。チーム屈指の練習量で技術を磨き、昨年度は東日本リーグの得点王にも輝いた。
○…「ピッチが柔らかいので、オーバーヘッドキックなどのアクロバティックなプレーが多く、見ごたえ十分。会場の雰囲気はどんなスポーツより開放的です」とビーチサッカーの魅力を語る。日本のビーチサッカー人口は2千人程度しかおらず、まだまだ認知度が高いとは言えない状況。「W杯で上位に入れば、注目度はもっと高まるはず。まずは代表に選ばれて、チームの躍進に貢献したい」
○…家にいても試合の映像を見たり、ストレッチをしたりと、大好きなサッカーが頭から離れない。「ボールが恋人。自分、サッカーバカなんですよね」と照れくさそうに笑う。今年4月からは、新川崎を中心に活動する小学生対象のサッカースクールで、コーチとして働いている。小学生の頃「言葉で説明されても上手くプレーをイメージできなかった」経験から、実際に自らのプレーを見せて指導することを心がけている。
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11月22日
11月15日