川崎市が首都高大師ジャンクション近くの市有地(大師河原)に市内初のスケートボード練習場を整備している。9月30日完成予定。今後運営体制などを決定し、年内の開園を予定している。
街中や公園で練習する愛好者も多いスケートボード。川崎市でも歩行者やほかの公園利用者の安全確保が課題に挙がっていたが、市内には今まで専用の練習場がなかった。愛好者側からも安全に練習できる「スケートボードパーク」整備を求める要望が2010年頃から出ており、用地の目途がついた昨年、練習場の整備が決まった。
公園の面積は約630平方メートル。「住宅地から離れており、騒音の影響も少ない」との判断で、昨年3月まで臨港消防団第2分団の器具置き場だった市の所有地を利用。整備工事は7月中旬から始まっており、9月30日の完成を予定している。
総工費の約2200万円は昨年度予算の公園整備費から捻出。園全体は細長い形状で、スタートやターンに使う傾斜「バンク」や、手すりを模した「ローレール」、階段状の練習器具などを設置する。
市は今後、施錠や園内での事故やけがへの対応などについて検討・調整し、年内の開園を目指す。
「川崎駅周辺にスケートボードパークを作る会」代表として公園整備を市に要望してきた大富寛さんは「今までは練習場所がなくてスケボーをやめてしまう人も多かった。安全に楽しめる公園ができるのは嬉しい」と話している。
川崎区・幸区版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|