田島地区最大の秋祭り「日本のまつり」(桜本商店街振興組合主催)があさって16日(日)、同商店街メインストリート・Lロードで開かれる。地域住民への日頃の感謝のしるしとして行われてきたイベントで、今年は30回目の節目にあたる。今年も様々な催しで祭りを盛り上げる。
「日本の祭り」が今年30回目の節目を迎える。「地域が一体となって作り上げてきた。歴史を積み重ね、ようやくここまでたどり着くことができた」と、渡辺正同商店街理事長は感慨深げだ。
その昔、大型商業施設出店に反対するための署名運動を展開。快く署名に応じてくれたのが地域住民だった。そのお礼の気持ちとして祭りは始まった。だからこそ「商店街にとって感謝の原点に立ち返ることができる日」と石垣順之副理事長は話す。
今年も大島橘太鼓・鼓友の厳かな演奏で幕を開ける。会場には約60の飲食コーナーやフリーマーケットが立ち並ぶ。ステージでは和太鼓、吹奏楽、ミュージシャンらによるライブ演奏やダンスショーなどを繰り広げ、名物の韓国・朝鮮の農楽「プンムルノリ」のパレードやねぶた、神輿練りで祭りはクライマックスを迎える。
ブラジル、フィリピンなどのエスニック料理が楽しめるワールドバザールは多文化のまち桜本を象徴する催し。中でも「コリアンフードフェスタ」(後援は駐横浜大韓民国総領事館、川崎市日韓親善協会、日韓友好川崎市議会議員連盟、川崎市観光協会)には今年も関心が寄せられている。近隣の焼肉店、韓国食材店、キムチ専門店による白菜キムチ、カクテキをはじめ、チヂミ、焼肉弁当など様々なコリアンフードを販売。ハルモニ(おばあさん)手作りの料理が味わえるトラジ食堂やキムジャン(キムチ作り)の体験コーナーも開設される。
将棋コーナー、川崎フロンターレのサッカーコーナー、ふれあい動物園など催しはたくさん。「活気あふれる桜本を知っていただきたい」と渡辺理事長は力を込める。
午前9時30分から、雨天決行。
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