川崎区小田のJR南武線「小田栄駅」がJR東日本のダイヤ改正日の今月14日(土)、新駅設置の効果が認められたとして本設化される。今後は同駅を利用する際に同駅発着の乗車券類が必要となる。
これまでは戦略的新駅という扱いで営業キロが定められておらず、運賃は隣駅の川崎新町駅と同額だった。今後はきっぷ運賃の場合、扇町駅で下車すると今までより20円安く、武蔵中原駅下車では50円高くなるなど、差額が発生するようになる。
小田栄駅の開業は2016年3月26日。川崎市とJR東日本が15年に「まち」と「鉄道」を共に発展させることを目的に結んだ包括連携協定の取り組みとして設置された。当時、小田栄地区は南武線東側に位置する小田栄2丁目の人口が05年末時点の5世帯10人から14年末には1686世帯4705人になるなど人口増加が目覚ましく、交通の利便性向上を求める声があがっていた。
同駅の1日の乗降客数をJRは公表していないが(当初見込み3500人)、小田中央町内会の荒金嘉昭会長によると「駅ができた当時の乗降客はまばらだったけど最近は利用する人が増えて朝の混雑もすごい」という。「これを機に本数も増えたらまちももっと栄えるんじゃないか」と期待を寄せた。
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