神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
川崎区・幸区版 公開:2020年4月10日 エリアトップへ

幸区 かこさん身近に感じて 広報紙発行 オブジェも計画

文化

公開:2020年4月10日

  • LINE
  • hatena
さいわい広報特別号の表紙
さいわい広報特別号の表紙

 幸区は昨年5月に亡くなった幸区ゆかりの絵本作家、かこさとしさん(享年92)を特集した広報特別号を発行した。今後、区内の公共物でのオブジェ制作なども企画しており、かこさんを身近に感じてもらいたいとしている。

 特別号は表紙にかこさんの作品「未来のだるまちゃんへ」の表紙絵を使い、かこさんのプロフィール、幸区内でのセツルメント活動の内容、活動に参加した人が感じた思い、区内のゆかりの場所を示すかこさん直筆の地図などが記されている。

 かこさんは20代の頃、1950年から約20年間、幸区に住み、地域の住民と触れ合いながら生活の向上を目指す社会福祉活動、いわゆるセツルメント活動に力を注いでいた。活動を通じて「大切なことは全て子どもたちから教わった」と語っていたという。「一人一人が自分の好みや判断をもって行動しているということを川崎の子どもたちが教えてくれました」というように、今の川崎市に繫がる多様性の大切さを当時から標榜していた。こうした子どもからの学びが後の作品の土台になり、三角広場(現在の古市場第2公園)での紙芝居で後に絵本になった物も数多くある。

 区の担当者によれば、これまで民間では、かこさんと親交のあった北野書店(幸区鹿島田)による作品展の開催などはあったが、区としてかこさんを取り上げるのは初めて。「かこさんの幸区との繋がりや功績を知ることで、地域の魅力を知り、好きになるきっかけになってくれたらと思います」と思いを語った。

 今後、庁舎内のキッズルームの壁にかこさんの絵を描いて読み聞かせを行ったり、ロビーでの絵の展示会、また、ゆかりの三角広場の壁面にかこさんの絵を描き、キャラクターのオブジェを置くことも計画。「地元由来の偉人を地域の財産として区民の皆様で盛り上げてくれたらと思います」

 先月28日、区内に約2万8千部、新聞折り込みをしたほか、区役所、日吉出張所、図書館、市民館などで配布中。
 

川崎区・幸区版のトップニュース最新6

生徒の心支え10年

定時制の「居場所カフェ」

生徒の心支え10年

市立川崎高校で

11月22日

憧れのお巡りさんと再会

京町小青木さん

憧れのお巡りさんと再会

4年越しの思いが実現

11月15日

ブレイキンの石川さん受賞

第53回川崎市文化賞

ブレイキンの石川さん受賞

「シネコンの祖」チッタも

11月15日

「不登校」初の3千人台

市立小・中学校の調査

「不登校」初の3千人台

いじめも5千件超え

11月8日

佳子さま、緑化祭で川崎に

佳子さま、緑化祭で川崎に

富士見中生徒と記念植樹

11月8日

高齢者捜索に防災無線

幸区幸警察署

高齢者捜索に防災無線

市内7区で初めて

11月1日

意見広告・議会報告政治の村

  • ママと県が協定締結!?

    リトルベビー支える環境づくりを目指して 県議会報告

    ママと県が協定締結!?

    県会議員(川崎区選出)公明党 西村くにこ

    11月15日

あっとほーむデスク

  • 11月15日0:00更新

  • 12月8日0:00更新

  • 8月4日0:00更新

川崎区・幸区版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

川崎区・幸区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年11月22日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook