政府の新型インフルエンザ等対策有識者会議のメンバーで川崎市健康安全研究所所長の岡部信彦氏が今月8日、「新型コロナウイルスを改めて見直し、企業活動に活かす」と題し講演を行った。
川崎生命科学・環境研究センター(川崎区殿町)で開催された「令和2年度第1回川崎臨海部活性化推進協議会」の中で特別講演として行われた。
現在の世界における感染状況、クラスター対策、感染予防の基本、感染症の国内での発生動向、年齢別発生状況、職場での感染症対策などについて解説。
新型コロナウイルスはインフルエンザほど感染力は強くなく、注意は必要だが公園で遊ぶ時などはマスクは外してもらいたいといった持論を展開。マスクについてはウイルスを防ぐ目的より、出す方を防ぐためにつけるべきと強調した。ウイルスは紫外線で死滅するので公園の遊具を使わない、使う前に拭き掃除をするなどはやりすぎだとの認識も示した。現在の感染状況については重症者が少ない、かかる年代も違ってきたことから非常事態宣は必要ないとした。最後には「感染症が起こった時の企業に対する風評被害、個人に対する差別・偏見はよくないことだという意識を持ってもらいたい」と講演を締めた。
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