若宮八幡宮(川崎市川崎区大師駅前/中村博行宮司)は昨年の大みそかに旧年の穢れを祓い、新年を清らかに迎えられるよう「禊」を行った。穢れを祓い無病息災を祈る「年越しの大祓い」の神事の後、寒空の下、ふんどし姿の地元有志と共に体に水をかけ身を清めた。中村宮司は古くから禊が行われている石上(いそのかみ)神宮で修業を受け、地域の発展を願い、2014年から催している。
若宮禊練成会の藤田松太郎会長は「幼馴染で同級生の中村宮司から、年男を迎えるにあたり禊をやりたいと7年前に話があり始めた。回数を重ねるたびに参加希望者も増え、今回は中学校の同級生も2人増え、宮司の指導のもと禊をして新年を迎えられたことがうれしい」と思いを語った。
初めて参加した赤根広志さんは「2021年が数えで男42歳となり、最大の大厄と聞いていたので、今まで経験したことのない神秘的な効果の期待を込めて参加した。例年に比べ、風がなく暖かいとのことだったが、激しく身に応えた。貴重な経験をさせてもらった」と話した。
今回は新型コロナ感染拡大の影響により、関係者のみの実施となった。
川崎区・幸区版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|