衆議院議員総選挙(10月19日公示、31日投開票)が迫る中、神奈川10区(川崎区・幸区・中原区の一部)では前職、新人計4氏が立候補に向け準備を進めている。
元復興相で自民党前職の田中和徳氏(72)は党幹事長代理。9期目に向け、党交通安全対策特別委員長として取り組む▽通学路の安全確保と飲酒運転根絶に向け会社でのアルコール検知の義務化▽自転車事故防止に向けたルール遵守指導の徹底化と交通安全教育の徹底▽開かずの踏切解消に向けたJR南武線立体交差事業の予算確保を政策に掲げる。党再犯防止初代委員長を務めた経験から「世界一の犯罪最少国日本の実現」も訴える。
共産党前職の畑野君枝氏(64)は党中央委員などを歴任。「声をあげれば政治は動く」を信条に、小学校35人学級の実現の実績を強調。多摩川の洪水対策、南武線武蔵小杉駅のホームドア設置、横須賀線のホーム拡張、平間駅の「賢い踏切」の前進もアピールする。3期目に向け「中学、高校35人学級の実現、羽田新ルートの撤回、気候危機打開、ジェンダー平等の実現、JFEのリストラから雇用を守る」ことを訴える。
日本維新の会新人の金村龍那氏(42)は元衆議院議員で財務相を務めた城島光力氏の秘書を経て13年に児童発達支援室を開業。政治家秘書と経営者としての経験を生かし、個性を活かす子育て・教育▽誰もが働きやすい職場づくり▽安心で持続可能な社会保障▽規制改革でイノベーション▽多様性あふれる優しい社会に加え、身を切る改革で責任と信頼の政治の実行を政策として掲げる。「川崎から日本を変える」と力を込める。
国民民主党新人の鈴木敦氏(32)は、同党神奈川県第10区総支部長。元衆議院議員・樋高剛氏秘書の経験もある。コロナ対策や中小企業支援の強化、経済格差のギャップの穴埋めを図る政策に意気込みを見せる。モットーに掲げるのは「未来のために今を活かす」。30年近く住む中原区からの視点で平間駅の混雑緩和策や南武線の踏切整備、交通渋滞対策、水道管整備といったインフラ強化を国の後押しが重要と強調する。
※10月11日起稿
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