川崎市は3月12日に開通した、川崎区殿町と大田区羽田空港をつなぐ多摩川スカイブリッジを広く知ってもらおうと、川崎鶴見臨港バス(川崎区中瀬)、川崎水族館〈カワスイ〉(川崎区日進町)と連携した取り組みを始めた。市交通政策室によると、コロナ禍以前と比較し、市内のバスの利用者は減少。民間企業の力を借りながら、歯止めをかけていくのが狙いとし、開通したばかりの路線を活用した。
臨港バスは4月1日、同橋を渡る新路線を開業。カワスイは多摩川に生息する生き物を多く展示。臨港バスがカワスイのオフィシャルサポーターであることから、市は両社のコラボレーションを図った。
連携事業により、市は川崎駅東口周辺のデジタルサイネージ(電子看板)と、臨港バス車内のポスターを使ってPR。デジタルサイネージにはカワスイで飼育するカピバラに餌を与える女の子の写真に「はじめよう。近所の大冒険。」や「多摩川スカイブリッジの路線バスが運行開始しました。」といったコピーで利用を促す。ポスターは4月下旬から貼られる予定で、水槽を見つめる女の子を背景に「臨港バスで、ワクワクに会いに行こう。」のコピーをあしらった。
臨港バスの担当者は「新路線のPRとともに、ご乗車のきっかけになれば」と、利用客の増加に期待を寄せる。カワスイ担当者は来場者増加の期待とともに、「カワスイに来るために臨港バスに乗ることで、バス利用者が増えてくれらたうれしい」と話す。
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