10月20日に行われるプロ野球ドラフト会議を前に、県立大師高校3年生の澤田寛太投手(18)が9月17日、プロ野球志望届提出の意思を固めた。甲子園を目指す夏の県大会は3回戦止まりだったが、12球団のスカウトから熱い視線が注がれている。(9月15日起稿)
「せっかくのチャンス。プロを目指したい」と、澤田投手は意気込みをみせる。志望届けは、9月中旬の縁起のいい開運日に提出することを決めている。ドラフトに指名されれば、同校初のNPB(日本野球機構)所属のプロ野球選手となる。
186センチ、体重86キロの体格。右投げ右打ちでMAX147キロのストレートと、カーブ、カットボール、シンカー、ツーシーム、フォークボールの計6種類の変化球を操る。
昨年秋からわき腹を2度負傷し、回復するまでに時間がかかった。夏の大会も本来のピッチングを見せることはできなかったが、ここにきて痛みも無くなり、球速は最盛期の6〜7割程度まで戻ってきた。「怪我のおかげでフォームも一から学び直した」といい、手ごたえをつかみつつある。視察に訪れるスカウトは後を絶たず、評価は依然と高い模様。小山内一平監督によると、澤田投手は長打力もあり、打者としての才能を買うスカウトもいるという。
ソフトバンク千賀投手を意識
鶴見区出身。地元の鶴見小学校、鶴見中学校を経て「強いチームでプレーがしたい」と同校へ入学した。当初は「社会人野球で続けられればいい」程度の思いだった。1年秋に投手に転向。昨年夏の県予選では鎌倉学園戦で好投し、メディアにも取り上げられ、自信をつけた。秋になると、驚異的な奪三振数を積み上げ、各球団のスカウトの目に留まるようになった。「プロを意識するようになったのは、この頃」だという。
米メジャーリーグで活躍する前田健太投手のスター性に憧れを抱く。また、球種が似ていることから、ソフトバンクのエース、千賀滉大投手の投球スタイルも意識する。「(千賀投手は)日本一の投手だけに「いつかは自分も」との野望を抱く。プロの世界でプレーできたとしたら、オリックスの主砲・吉田正尚選手との対戦することを夢見る。
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