市政報告 川崎駅前周辺に防犯カメラ設置 川崎市議会議員(川崎区)みらい川崎市議団 林としお
川崎駅東口の繁華街で今月発生したベトナム人刺殺事件は、その後、防犯カメラの解析により、容疑者が特定され、逮捕されたことが新聞等で報道されています。同エリアの防犯カメラの設置について、私は2018年の議会で客引き行為防止の観点からの必要性を訴えたことがあります。その際、防犯カメラによる(犯罪)抑止力の検討も要望してまいりましたが、今回の事件を通じて改めて、その重要性が浮き彫りとなりました。
刑法犯認知件数区における川崎駅周辺の割合は38%
川崎区内の2017年の刑法犯認知件数2455件のうち、川崎駅前は779件、その割合は31・7%を占めていました。2021年は同区内の刑法犯認知件数1892件のうち、川崎駅周辺は720件でその割合は38・1%と高まっています。市によると、防犯カメラは、刑法犯認知件数に基づき、重点地区である川崎駅周辺に設置していますが、この統計データからは、防犯カメラが十分に設置されていない課題が改めて確認されたといえます。
市は今議会で約580万円の補正予算を計上し、概ね100台の防犯カメラを設置する予定です。川崎駅前周辺地区を候補地に挙げ、整備には民間ノウハウを活用する考えです。具体的な設置場所の選定などについては「検討を進めている」とし、該当する町内会や商店街とはより詳細な説明や協議を行っていくことを、わが会派の質問で市民文化局長は答弁しました。市はまた、今回の設置の効果検証をもとに、新たな重点地区の指定や事業拡充を図るとしています。
都市イメージ調査やかわさき市民アンケートの調査結果では、体感治安の向上につながっていないことから、効果的に設置されるよう引き続き注視してまいります。
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9月13日
9月6日