川崎球場の歴史を振り返る講演会が4月27日、富士通スタジアム川崎(川崎区富士見)で開催。同スタジアム川崎前支配人の田中育郎さんが登壇した。
「聞いて見て語って知る!川崎球場から富士通スタジアム川崎に至る過去・現在・未来」と題した講演会は、かわさき市民アカデミー地域協働講座の一環として行われ、参加者は田中さんの話に聞き入った。
川崎球場は戦後の焼け野原の地に開設。田中さんは「戦後復興のシンボルで、高度成長期の象徴だった」と指摘した。
プロ野球では高橋ユニオンズ、大洋ホエールズ(現横浜DeNAベイスターズ)、ロッテオリオンズ(現千葉ロッテマリーンズ)の本拠地として使用した歴史を紹介。スタルヒンが300勝を上げた名場面などを取り上げた。田中さんはまた、大リーグヤンキースが来日し、強打者ミッキー・マントルが練習を行ったとされるエピソードを語った。
プロレスの興行史についても触れ、力道山が試合を行ったことを取り上げた。田中さんは同スタジアムで近年、プロレスの大会が開催されることについて言及。「力道山がリングに上がった場所で試合が行われることは誇りに思える」と語った。田中さんはまた、プロボクシングの試合行われたとされる歴史についても話題にした。「新聞社に問い合わせをしているがそうした記事が見つかっていない」とし、情報提供を求めた。
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