アプリで予約をして車両を呼び出し目的地まで乗車する「乗合バス」の実証実験が10月2日から、川崎区の大師・田島エリアで始まる。川崎鶴見臨港バス(平位武取締役社長/川崎区中瀬)を中心に県タクシー協会川崎支部や総合川崎臨港病院、川崎市などで構成する共同事業体が行う。
川崎区の路線バスは、川崎駅から海側に向かって放射状に延びる路線が大半で、南北を結ぶ地域交通が少ないことが課題となっている。今回の実証実験は、その課題解決へ向け利用者のニーズを把握することが目的。
乗合バスは、時刻表や決まった運航路はなく、利用者は決められたポイントの中から、乗降する場所を選び予約を行う。その予約に応じ、人口知能(AI)が効率的な運航ルートを選択し、待ち時間や乗車時間の短縮を図りながら運行する。
定員は8人で、予約は専用アプリ、または対話アプリのLINEで事前に出発地と目的地を予約する。場所は、スーパーや薬局、医療機関、駅、公園など51カ所が設定されている。JRと京急の川崎駅は含まれない。
運行日は平日と土曜日(日曜・祝日は運休)で、時間は午前8時から午後6時30分まで。実証実験は12月15日(金)まで続け、期間中は無料となる。実証実験を通じ移動が不便な地域の需要を把握し、地域課題の解決を目指す。
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