地場産野菜や果物を使った料理レシピを競い合う「かわさきC級グルメコンテスト」の表彰式が1月28日、セレサモス宮前店で行われ、ジュニア部門で前田菜月さん(市立川崎高校2年)、おとな部門で早川庸代さん(高津区在住)がグランプリを受賞した。
同コンテストは、野菜の生産者や販売者、栄養士、料理人などで組織される市民団体「かわさき・食と農のコミュニティ」(清水まゆみ代表)が主催。6回目となる今回は、応募総数125作品の中から、おとな部門2作品とジュニア部門10作品が書類審査を通過。当日は調理審査でグランプリを競い合った。
ジュニア部門でグランプリに輝いた作品は「キャロフラワーポタージュ〜人参とカリフラワーのポタージュ〜」。前田さんは、宮前区内の直売所で出合った葉っぱ付きの生で食べられるニンジンに感動したことに着想を得て、季節のカリフラワーと合わせて2色のポタージュを作った。ニンジンの葉っぱを素揚げして乗せ、味のアクセントにしている。「寒い日にこのポタージュで温まり、笑顔になってもらえたらうれしい」。
高校では食育のゼミに所属し、料理を作るのが好きだという前田さん。将来は栄養士や食品開発など、食に関わる職業を目指している。
サツマイモの色に感動
おとな部門は早川さんの「野菜のお皿に乗ったさつまいも(あやこまち)サラダ」がグランプリを受賞した。メニュー考案は、JAセレサ川崎の大型農産物直売所で購入した、サツマイモ「あやこまち」のオレンジの色の鮮やかさに感動したことがきっかけ。ブロッコリーとニンジンをすりおろして野菜の皿を作り、その上にサツマイモのサラダを乗せ、オーブンで焼いて仕上げた。
早川さんは10年前から宮前区平で農家の畑を借りて大豆を作り、仲間たちと味噌づくりをしている。地球温暖化を肌で感じるからこそ、「作物は天からの恵み」と思いを語る。
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