バス停の環境整備推進のため、川崎市はバス停へのベンチ設置と維持管理を担う団体への補助金制度を本格実施する。8月8日から今年度の申請受付を開始した。
バス停に関し、かねて市バスが管理するバス停にはベンチが設置されている一方で、民間バス会社が管理するバス停の多くに設置されていないという指摘があった。
このため市が2022年度、町内会や自治会が所有主体となってベンチを設置し、維持管理を担う費用に対する補助金制度を実証実験したところ、11の町内会や自治会が12カ所のバス停にベンチを設置。市の担当者は「しっかりと維持管理していただいており、住民の憩いの場としても活用してもらえている」。当初の予定通り、今年度からの本格実施とし、補助金の申請受付と事前相談を始めた。
対象者は市内の町内会と自治会で、30万円を上限にベンチの設置費などを全額補助する。国産木材を使ったベンチであることや、清掃や修理など維持管理を担うことなどが条件。受付期間は10月31日まで。市内10カ所程度の予定で、申請多数の場合は、地域性などに応じて選定する。問い合わせは市まちづくり局交通政策室(【電話】044・200・3549)。
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