川崎浮世絵ギャラリー(川崎区駅前本町)で「光と影の絵師 小林清親展」が9月14日(土)から11月17日(日)に前後期に分けて開催される。
小林清親は明治時代に活躍した絵師で、伝統的な浮世絵に西洋画の光線や陰影の表現を取り入れ、独創的な洋風木版画を創案し、近代版画の基礎を築いた。同展では「光線画」と呼ばれる清親の風景版画を中心に展示する。
前期(9月14日〜10月14日)は天候や時間帯によってさまざまな様子を見せる風景表現に着目し、光線画の世界に迫る。後期(10月19日〜11月17日)は文明開化によって変わっていく東京の街並みと江戸の懐古的風景の作品が並ぶ。
同ギャラリーの山本野理子さんは「闇に揺らめく幻想的な光、天候や時間によって魔法のように変化する空の表現にご注目ください」と話す。
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