今年度から本格実施となった、区民がまちの課題などを話し合う「地域デザイン会議」。川崎区では8月24日、川崎市役所などで第1回目の会議が開催された。
川崎市では2006年から地域課題解決に向けた取り組みを考える区民会議が開かれていたが、制度運用などの課題もあり2017年に休止。2021年からは区民による対話の場として、各区で地域デザイン会議が試行され、今年度より本格実施となった。
川崎区では区民12人が参加し、「快適な待ち時間の過ごし方」をテーマに話し合った。土曜開庁する区役所2階窓口を視察し、ワークショップを実施。待合スペースに求める機能には、「手続きのために休みたくないので、テレワーク・WEB会議ができるスペースがあるとよい」「トイレが古いので快適にしてほしい」「子ども用のスペースを作って、大きな紙に自由にお絵かきできるとよい」などさまざまな意見が上がった。また、混雑回避の対策として「リアルタイムの混雑状況や予想」「病院のような予約システム」を求める声もあった。
これらの意見は総合計画に反映させるもの、短期的に取り組むものなどに整理し、具現化に向けた取り組みを進めるという。参加者からは「地域の課題や話し合いの結果を参加者間で共有することができた」といった声が聞かれた。
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