9月第3月曜日の「敬老の日」にちなみ、川崎市の福田紀彦市長が16日、市内の特別養護老人ホームなどを訪問し、高齢者の長寿を祝福した。
福田市長は16日に市内3カ所の特別養護老人ホームと、川崎区在住の高齢者宅を訪問。このうち宮前区の「鷲ヶ峯」では、施設を利用する約60人の高齢者と対面し、「川崎市は今年で100歳。川崎で働き、暮らしてきたみなさんのおかげで発展できた。先輩方がご長寿で元気なことに希望を感じる」とねぎらいの言葉をかけ、和菓子を贈呈。利用者を代表して佐藤ヨデさん(91)が「これからも健康に気を付けて頑張ります。市長も元気で頑張って」と感謝を述べた。
同施設の利用者で最高齢は101歳の佐藤コトさん。秋田県大館市で農作業をして暮らしていたが夫に先立たれ、6年前に親族が暮らす川崎市へ転居し、昨年ホームに入所した。職員によると「毎日楽しくおしゃべりしてのびのび過ごしている」という。
川崎市の65歳以上の老年人口は2023年10月1日時点で31万7678人で、全体の20・6%。このうち75歳以上は17万5760人で全体の11・4%を占める。
今年度中に100歳を迎える人は男性66人、女性305人。9月1日時点で100歳以上の高齢者は、男性が昨年より5人多い105人、女性が53人多い631人。市内の最高齢者は108歳の女性3人(麻生区、多摩区、川崎区在住)で、男性は107歳の2人(中原区、多摩区)となっている。
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