韓国・朝鮮の伝統芸能、プンムルノリ(農楽)のパレードが11月3日、在日コリアンが集住する川崎区桜本で行われた。民族衣装を身にまとった大人から保育園の園児ら約60人が参加し、チン、ケンガリ、チャンゴ、プクと呼ばれる打楽器を叩きながら桜本商店街Lロードなどを練り歩いた。沿道に詰めかけた観衆からはリズムに合わせながら手拍子が送られ、商店街はちょっとした賑わいをみせた。
プンムルノリは2019年まで行われていた同商店街「日本のまつり」の名物催し。コロナ禍などにより商店街イベントが途絶えた中、桜本の地で「プンムルの音をいつまでも響かせたい」という思いで市民有志が企画した。
在日大韓基督教会川崎教会の前には、ハルモニ(おばあさん)やオモニ(お母さん)が集まり、プンムルノリの軽快な音色にあわせ、手を振ったり、踊る姿が見られた。桜川公園では、演者たちが楽器を叩きながらステップを踏む躍動感あふれる舞などが披露され、ギャラリーを魅了した。
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