川崎市ふれあい館の開設に携わり、川崎市外国人市民代表者会議などの設置に力を尽くした社会福祉法人青丘社前理事長の裵重度(ペェチュンド)氏=写真=が闘病の末、11月23日に死去した。80歳だった。
裵氏は1944年、東京都世田谷区生まれの在日2世。90年から2010年まで、市ふれあい館館長を務めた。マイノリティーの権利保障を目指し、日立就職差別事件や指紋押捺拒否運動、児童手当獲得、公営住宅入居資格などの活動に情熱を注いだ。川崎市の友好都市、韓国・富川市との草の根交流の発展にも寄与し、2016年には富川名誉市民にも選ばれた。04年には神奈川文化賞、20年には川崎市社会功労賞を受賞した。
前夜祭は29日(金)午後7時から、告別式は30日(土)午前11時30分から、かわさき南部斎苑(川崎区夜光)で営まれる。
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