先月末の東町自治会盆踊りの歌『河童が遊ぶよ相模原』を作詞した 守屋 春男さん 淵野辺在住 71歳
寝ても覚めても河童三昧
○…全国の河童愛好家が集う河童連邦共和国の一員として、河童に関する勉強会やイベントに精力的に参加している。川辺のゴミ拾いなど環境保全活動にも取り組む。市が旧津久井郡と合併する際、自ら作詞し、CD化した歌『河童が遊ぶよ相模原』を昨年、淵野辺保育園で流したところ、園児や保護者の間で人気に。先月末の東町自治会(淵野辺)盆踊りでも初めて踊られた。「相模原を盛り上げたくて作った歌。ようやく日の目を見た」と目を細めた。
○…10年程前、大和市の常泉寺で目にした河童の石像に心を奪われた。その後、絵葉書やぬいぐるみなど様々な河童グッズの収集を始め、自宅の庭には河童美術館も作った。河童で町おこしをする全国の自治体を見て歩き、「自然豊かな相模原を河童で売り出そう」と作詞。市に持ち込んだが、反応はいま一つだった。
○…子どもの頃から、漫画雑誌への読者投稿が趣味だった。金融機関に勤めていた20数年前、余った年賀状に手作りの版画を施し、有名人へ送ると数枚戻ってきた。その一人が吉永小百合さん。「いたずら半分だったので、びっくりしました」と笑う。吉永さんをはじめ、今では100人程の有名人と交流。やなせたかしさんがくれた、頭に皿を乗せたアンパンマンなど、自身に贈られたオンリーワンの年賀状が宝物だ。
○…歌詞では、相模の河童を踊りや相撲、酒好きと描いた。彼らが遊ぶ場所は、きらめく湖畔やきれいな川辺など、相模原に残る風景だ。宮ケ瀬、津久井湖、石老山、丹沢など、相模原やその周辺の名所も多く登場する。「河童も喜ぶ清流を永遠に残したい」。汚い場所では河童も人間も住めない。多くの人がこの歌に触れることで、「水と緑豊かな相模原が守られ、人間同士の交流や触れ合いを大切に考えて欲しい」。そんな思いを歌に託した。
|
|
|
|
|
|
|
<PR>