
「記念の一発」もらうも初先発&初勝利
その日は突然やってきた。5月9日、5連戦の初日を終え、発表された翌日の先発投手を何気なく確認すると、そこには自分の名前が。チームは連戦中で先発投手が不足。中継ぎとして安定した投球を見せていた伊藤投手に白羽の矢が立った。「緊張しい」な性格の伊藤投手だが「急すぎて緊張している暇もなかった」と、翌日のマウンドへ向かう。
相手は高知。4番には元メジャーリーガーのマニー・ラミレスが構える。初回を切り抜け迎えた2回、先頭打者はラミレス。「失投だった」と悔やむ3球目のスライダーが甘く入ると、快音とともに打球は右中間スタンドへ。ラミレスの来日初本塁打だった。「あそこまで飛ぶのか」と世界のレベルを実感したが、その後は気持ちを切り替え6回途中まで投げ2失点。先発の役割を果たし初勝利を挙げた。
ここまで8試合・17回を投げ防御率は1・59。四死球の多さを課題とするが、新たな舞台で着実な成長を遂げている。チームは現在、首位。前期リーグ優勝に向け5月末まで走り抜ける。
さがみはら中央区版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|