
伊藤克投手/178cm/93kg/相模原市中央区田名出身中学では「相模原リトルシニア」で活躍し、強豪校から声がかかるも家庭の事情で進学を断念。中学卒業後は働きながらクラブチームでプレーし、トライアウトを経て今年から野球の独立リーグ・四国アイランドリーグPlusの徳島インディゴソックスに加入した
ぶち当たる壁は「乗り越えるべき壁」
「最悪っす」。7月に幕を明けた後期を振り返り、自らの不甲斐ない出来に言葉は淀んでいた。抑えとして大車輪の活躍を果たし、防御率トップで終えた前期から一転、伊藤投手は四国で初めて大きな壁に直面している。
その原因の一つが夏場の猛暑。平日はナイターだが、土日には炎天下での試合も多く、真夏の厳しい日差しに徐々に体力を奪われた。バランスを崩した体では思うように腕が振れず、生命線である直球のキレは鳴りを潜めた。結果、前期は1敗のみだったが、後半戦だけで4敗を喫し、防御率も1点台から2・84まで下落した。
前期優勝を果たしたチームも主力外国人選手が抜け、現在最下位に沈む。自身もチームも厳しい状況だが、初心は揺るがない。「先発なら最低でも7回1失点で試合を作り、抑えなら3人でしっかり終える。チームから求められている役割を果たすことに集中していきます」
後半戦も残すところわずか。大きな壁を乗り越えるため、1球1球を自分の糧にしていく。
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