淵野辺の「光屋金物店」では、かつて同店の創業期を支えた三輪トラックが店頭で展示され、来店者から人気を集めている。
展示されているのは1959年に発売されたマツダ(当時は東洋工業)の「T600」。街の便利な金物屋として慕われる同店では創業当時、同車が商品の運送などを担っており、現在の店主・森光雄一郎さんの祖父と父・孝雄さんの「相棒」として長く活躍したが、30年前に引退した。
その後、車庫に眠っていた同車だが、孝雄さんが「もう一回綺麗にして乗りたい」と修繕を決意。紺と白のツートンカラーだったのを、母・恵子さんの提案で鮮やかな赤色に模様替えし、今年4月から展示されている。
雄一郎さんによると、展示を始めてから男性客を中心に珍しそうに同車を見入る人が増え、店舗の新たな「顔」として役割を果たしている。雄一郎さんは「車が淵野辺に寄るきっかけになれば嬉しい」と笑顔で話した。
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