JR相模原駅前の「さがみ夢大通り商店会」では昨年、中国人観光客をターゲットとした同商店会の中国語案内マップを作成し、中国人をはじめとする外国人観光客を受け入れる体制を整えることで、同商店会の活性化につなげようとしている。
この事業に携わった李爽さんによると、3・4年程前から、相模原駅前では、中国人をはじめアジア系の観光客が増えつつあるという。宿泊費を抑え、主にショッピングを目当てにやってくるアジア系の観光客にとって、都心や横浜、箱根、富士山、高尾山といった観光地に割と近く、ビジネスホテルが並び、近くにドラッグストアがある相模原駅前は、好適地なのだ。
そうした需要を踏まえ、マップの作成に着手し、同会の加盟店の店頭や宿泊施設に配架した同商店会。李さんは、にわかに浮上したインバウンドに対して、どう商いに取り込んでいこうか迷っていた商店にとっても、この事業は今後の外国人観光客対策を考える良い機会になったのではと推測する。事実、この事業を契機に、外国語のメニュー表示を取り入れた店舗も出てきているという。
今後は英語などの多言語版の作成を検討しており、迫る2020年に向けて、外国人観光客への「ウェルカムムード」を高めていく。
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