総合不動産業を展開する(株)サーティーフォー(緑区)のヘルステック事業部が、このほど多言語医療相談サービス「UrDoc(ユアドク)」の提供を開始した。
ユアドクは訪日外国人などを対象に、スマートフォンアプリなどを通じて複数の言語対応可能な医師とリアルタイムで医療相談できるサービス。近年、訪日外国人が増加傾向にあり東京五輪などを控える国内だが、言葉の壁などで外国人にとっては医療へのアクセスが難しい状況にある。
同部の唐橋一孝氏は現役の医師としてこうした問題を解決すべく、ユアドクの開発に乗り出し法的な問題をクリアし、慎重な実証実験を重ねた結果、8月21日よりスマートフォンアプリの提供を開始した。
メディア展開も視野に
唐橋氏はサービス開始に際し「多くの方々に協力を頂きスタートすることができました。今後も『医療のボーダレス化』を実現するため、様々な形での取り組みを進めたい」と話す。
同部では今後、ユアドクの認知度向上に取り組みながら、医療制度などを充実させた自社メディアや健康改善を目的としたオンラインサロンなども視野に事業を展開していく予定だ。