女子サッカー・なでしこリーグ1部での2年目となった今季、ノジマステラ神奈川相模原はリーグ戦を10チーム中3位で終え、昨季の8位から大きく順位を上げた。
6年間チームを牽引した尾山沙希が引退し、2012年の創設時を知る最後の選手となったDF吉見夏稀を主将に据えて始まった今季。即戦力のGK久野吹雪、FW大野忍に加え、大卒組のMF松原有沙、田中萌(めばえ)も開幕戦から先発に定着した。新加入選手の活躍は、上位進出の要因のひとつだ。
ノジマの戦術にも進化がみられた。パスを丁寧につなぐ菅野将晃監督のスタイルはそのままに、攻守の切り替えの速さを強化。ボールを失った瞬間に相手を取り囲み、奪い返すことで多くのチャンスが生まれた。
前半戦を6勝2敗1分の3位で折り返すと、中断期間中の7月にはDF國武愛美が日本代表に初選出されるなど、個人の評価も高まった。後半戦は3勝4敗2分と苦しむ試合も多かったが、最終的にはチーム史上最高の成績でリーグ戦を終えた。
南野がベストイレブン
今季10得点のFW南野亜里沙は、初のベストイレブンに。9月に史上4人目のリーグ通算300試合出場を果たした大野忍と共に、表彰を受けた。
来季は野田新監督に
ノジマはリーグ戦終了後、菅野監督が今季をもって勇退し、下部組織の野田朱美総監督が後任を務めると発表した。菅野監督と有終の美を飾るため、チームは皇后杯を戦っている。次戦は準々決勝、22日(土)にジェフユナイテッド市原・千葉レディースと栃木県グリーンスタジアムで対戦する。
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