淵野辺駅南口周辺の再整備について、課題解決に向けて市民や有識者らで議論し合うための市民検討会が2日発足し、市立図書館で初会合が開催された。
鹿沼公園を中心とする同駅南口周辺の再整備については、市民意見が反映されずに協議が進行しているといった点をめぐり再整備への反対意見が説明会などで相次いだほか、パブリックコメントにも進行の仕方について意見が多数寄せられたのを踏まえ、市は進行の手順を再考。市民による検討会を設置し、期限を設定しない協議運営で広く意見を集めながら基本計画の策定をめざすことになった。
これまでの題目も変え、「次世代に引き継ぐ淵野辺駅南口周辺のまちづくり」と銘打って取り組みをスタートさせた。協議は、大学教授ら有識者7人による有識者協議会(会長・鈴木眞理青山学院大学教授)と、公募委員6人を含む30人で構成される市民検討会の2つの組織で進められる。会は「まちづくり」「公共施設」「公園」の3つのグループに分かれ、各課題に加えて整備についての複数のパターンを検討し、施設、公園、土地活用の具体的な手法を掘り下げていく。有識者もそれぞれのグループに配置され、アドバイザー役となって専門的知見から助言していく。
委員の委嘱式後に行われた第1回の会合では、議論を進める上での参考として、市担当者が淵野辺に関わる地域課題を挙げるなど現状認識を再確認。グループ別に実施された検討では、委員の自己紹介や淵野辺について意見が交わされた。今後は検討の進ちょく状況を加味しながら、2カ月に1回ほどのペースで開催される見通しだ。
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