認知症当事者を専用アプリで見守る取り組み「相模原市民みまもりあいプロジェクト」の開始にあたり、事業発表説明会が4月、あじさい会館で開催された。
この取り組みは特許技術を活用したステッカーと専用アプリを使うもので、登録者を増やすことで認知症当事者が行方不明になった際に周辺地域のネットワークによる早期発見、緊急時の早期対応の実現を図る。登録者を増やすことがネットワーク強化の一番の手段であることから、まずは関係事業者を招いた説明会を行う運びとなった。
会では動画などでアプリの仕組みを確認した上で、アプリを考案した社団法人セーフティネットリンケージ代表理事の高原達也氏が登壇。「独り歩きで住居から500m以内で亡くなるケースが多く、早期発見のためにこのアプリを考えた」と開発の契機を明かし、互助の大切さとアプリの普及について訴えた。
プロジェクトを進めるNPО法人Link・マネジメントの井戸和宏代表理事は認知症サポーター講座の受講増を訴えるとともに、「アプリを使ってもらい、市内の行方不明者ゼロをめざし普及に努めていきましょう」と話し、取り組みに向け市を挙げての一致団結を強く呼びかけた。
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