相模原市と神奈川県警察は1日、「違法民泊対策及び民泊の適正な運営の確保に関する協定」を締結した。東京オリ・パラなどの国際イベントを控え、健全な民泊運営を進めることが目的だ。
民泊とは、法律上明確な定義はないが、同協定では戸建住宅やマンションなどを活用して宿泊サービスを提供することを指す。訪日外国人の受け皿や、増加する空き家の有効活用の背景から、近年ニーズが高まっている。市内では11軒が市に登録している(10月4日現在)。
今回の協定では、無許可で行ういわゆる「ヤミ民泊」運営者について両者で情報共有することや、措置に関する事項など5項をまとめた。担当の市生活衛生課は「リニア橋本駅開通を控え、民泊は今後増える可能性がある。警察という抑止力を得て、トラブルを未然に備えたい」と話している。協定に関する問い合わせは同課【電話】042・769・8347へ。
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