特定健康診査(特定健診)は、メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)に着目した健診。相模原市では、40歳から74歳までの市国民健康保険加入者が年に1度受けることができる。費用は1000円。市が公表する2016年度の集計で相模原市の受診率は県内33市町村中、26番目の26・3%と低迷している。市は昨年から、過去3年間、特定健診を受けておらず、誕生日月を迎える人を対象に、受診を呼び掛ける通知などを郵送して、受診率の向上に取り組んでいる。
特定健診は、生活習慣病患者の高まりから、それまでの基本健診に代わって、2008年度からスタートした。
40歳から74歳の市国民健康保険加入者を対象として受診券を配布。相模原市の特定健診では、身長、体重、腹囲、BМI、血圧、肝機能検査、血中脂質検査、血糖検査、尿検査の基本的健診項目に加え、医師の判断により貧血検査、心電図検査、眼底検査が選択的に実施される。
相模原市の2016年度における特定健診の対象者12万3265人のうち、受診者数は3万2461人で、受診率は26・3%。これは、県内平均を0・7%下回っている。性別、年齢別の受診状況では男性の受診率が低く、40代から50代の受診率は男女とも低い。
そうした中、相模原市は受診率を向上させるため、平日休みを取れない人を対象にして、学校や合同庁舎などの公的施設で「休日会場健診」を実施。さらに、昨年からは受診対象者に対し、誕生日を迎える1カ月前に健診を呼び掛ける通知の郵送を開始している。しかし、なかなか受診率が向上していないのが現状だ。
市国民健康保険課は「ご自身の健康を見つめなおす良い機会。年に一度、受診してお身体の状態を確認してみてほしい」と受診をすすめている。
特定健診に関する詳細・問い合わせは同課【電話】042・704・8909へ。
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