今後の中央区のまちづくりの指針となる「中央区基本計画案」がこのほど完成し、本村賢太郎市長に答申された。中央区は5日から、同案へのパブリックコメントを市のホームページで広く募集し、市民らの意見を反映させるなどして内容を充実させていく考えだ。
同案は政令市が移行された2010年に定められた区の将来像や方向性を示す指針となる区ビジョンに替わるもので、市が総合計画を新たに策定するのを機に、18年から区民会議で検討されてきた。検討にあたっては各地区のまちづくり会議のほか、各地区の市民団体や地元高校生からも意見を聴取。とりわけ高校生からは自然、JAXA、外国人住民、LGBT(性的少数者の総称の一つ)などを含めた多様性を互いに認め合う区の姿を求める声が多く聞かれたことから、案にも反映させている。
区は市長に同案を答申後、来年の3月議会で上程する見込みで、議決されれば20年度から8年をかけて計画を進めていく方針。中央区区民会議の飯島泰裕会長は「計画案では高校生の意見を踏まえ多様性を大切にしていこうとしている。まちづくりは区民の皆さんが主役。計画を知ってもらい、ぜひ意見をいただきたい」と話している。
|
<PR>
さがみはら中央区版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|