「相模原市子育てMAP」のサイト画面。屋外ちびっ子公園がある施設やおもちゃや絵本の貸し出しをしている店の検索などができる＝3月23日
相模原市は３月19日、子育て世帯に役立つ設備やサービスを提供する店舗・施設が検索できるウェブサイト「相模原市子育てＭＡＰ」を立ち上げた。
これは本村賢太郎市長が公約で掲げていた政策に沿って始められたもので、乳幼児〜就学前の子を持つ世帯が対象の中心。27日現在、市内の公共施設（公園除く）・民間企業の計４１２カ所による子育てに役立つ情報が掲載されている。
情報を調べる際は、地域（中央・南・緑区）や郵便番号、最寄り駅、店舗の種類、サービス内容などさまざまなジャンルから該当項目を選んだり、フリーワード入力での検索が可能。店舗・施設ごとのページには、詳細情報とＧｏｏｇｌｅマップが掲載されている。
内容としては、授乳室やおむつ替えスペースなどの有無、ミルク用の湯や託児・子守りサービスなどの提供、来店時におまけや粗品をプレゼントしたり、料理を大盛りにするなどのサービスを行う店を探すことができる。
官民の情報一度に
同様の情報をまとめたウェブサイトとして、２０１１年度から「はなたんネット」が開設している（市こども家庭課管轄）。市の子育て応援イメージキャラクター「はなたん」を冠に、民間企業の子育て応援サービスに絞って検索できるサイトだ。今回はこれに公共施設情報も加えた、はなたんネットの補強版となる。
同サイトの立ち上げを担当している市こども・若者政策課は、「情報があふれている時代だが、このサイトは市の責任をもって正しい情報を心掛けている。相模原市内に特化した情報を集約しているので検索しやすいのでは」と話す。サイトを閲覧した40代の女性（星が丘在住・一児の母）は「シンプルで見やすかった。サイトができたことをもっと市が発信することで子育て世帯に浸透してくれれば。また、その時々の新しい情報を更新してもらえたらもっと役立つと思う」と話している。
問い合わせは同課【電話】０４２・７６９・８３１５へ。
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