公益社団法人相模原青年会議所(以下JC・市川雄士理事長)が昨年から新ご当地グルメとして開発を進めてきたオリジナル麺のスパゲティ「さがスパ」が、10月3日(土)に初披露される。JCの事業担当者は「相模原名物として浸透し、シビックプライドにつながれば」と期待を込める。
JCでは、今夏に相模原で開かれることになっていた地区大会に向け、昨年10月頃から事業を検討してきた。そして、相模原の未来を発信するイベントとして「さがみはらシビックプライドフェス」を計画した。
イベントの内容を考える中で、2015年から17年の相模原市のスパゲティ消費量が総務省調査で日本一だということが判明。それ以降も全国上位を維持していることから、その実績を新たな市の魅力に変えるため、JCはご当地スパゲティの開発に舵を切った。事業担当者の一人、小橋隆司さんは、「相模原にはスパゲティ好きという市民性があった。リニア中央新幹線が通る頃には当たり前のように『相模原で降りてスパゲティを食べよう』となっていることをめざした」と話す。
麺の製造は緑区の「せき製麺」に依頼。監修は相模原調理師専門学校講師でイタリア料理シェフの堀江達也氏に頼み、小麦の挽き方まで相談しながら進めた。パッケージデザインや商品名などは近隣にある多摩美術大学の学生が考案した。麺の一部に相模原産小麦を使用することも決めた。
当初は相模総合補給廠を会場に、フェスのコンテンツの一つとしてグルメ企画「S―1グランプリ」を実施し、そこでさがスパを参加店のオリジナルレシピとともに披露する予定だった。しかし新型コロナ感染拡大の影響でイベント自体の開催が見直され、他プログラムとともにS―1グランプリも中止に。ドライブスルーやテイクアウトなどの方法も検討する中でJCは、日程を変更してオンライン上で「さがみはらシビックプライドWEBフェス」を代替開催する方向に踏み切った。
そのWEBフェス内でさがスパを披露する「さがスパ大作戦」を企画。S―1グランプリで審査員を務める予定だった「伝説の家政婦」として知られるタサン志麻さんにさがスパを使ったオリジナルレシピを2品考案してもらい、ゲストが試食する動画を配信することに。フェスの実行委員長を務める飯塚侑さんは「シビックプライドの醸成という本当にやるべきことを残せた」と語る。
WEBフェスは10月3日(土)、午後1時から3時まで開催される。1時から慶応大学大学院教授の岸博幸氏、オンデーズ社長の田中修治氏、モデルの田中美保氏によるWEB講演を生配信。さがスパ大作戦は2時40分から配信される。いずれも無料で視聴できる。
麺も同日から順次販売。1袋200gを380円(税別)で売上の一部は寄付にあてる。店舗は調整中でJCホームページで随時公開する。
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